№42 宝勝院のツバキ in ヒロシマ
かつては5メートルの高さがあったツバキ、
被爆の翌年芽生え、今も花を咲かせています
A-bomebed Camellia in HIROSHIMA
【被爆樹 花めぐり】
The flowers in the atomic bomb-scorched earth. Let us go to see the Atomic Bombed flowers!
▼爆心地からの距離:1,820m
▼所在地:広島市中区白鳥九軒町12-4
▼ツバキ科・常緑高木
▼樹齢約400~500年、樹高:2メートル 幹周り:5本立ち
【木の特ちょう―根元にウロがある】
樹齢400年以上という八重咲きの赤いツバキ。原爆によって、ツバキは根元近くまで燃え、黒焦げになりました。根元に大きなヤケドあとがあり、えぐれたようなウロになっていますが、翌年、ツバキは芽吹き、やがて花をつけるようになりました。今でも毎年、枝いっぱいに花をつけています。2017年4月撮影
【被爆を伝える】
被爆直後、「70年間、草木も生えない」と新聞に記事が出て、当時のご住職と、16歳だった現名誉住職の國分良徳さん一家は、「もう広島で生きていけないのではないか」と四国の親戚を頼って、この地を離れることも考えていました。しかし、境内では早いうちにボダイジュの木が芽生え、畑では里芋も芽を出し、「大丈夫だ、ここで生きていける」とこの地でお寺を再建することを決めました。ボダイジュも広島市登録「被爆樹木」となっています。
【この木に会いに行こう!】
広島駅から徒歩約20分。路面電車「白島」駅から徒歩10分。
≪DATA of A-Bombed Trees≫
Camellia/in Hoshoin Temple
1,820m from the hypocenter
botanical name:Camellia japonica cv.
age:about 400-500 years old
height:2m
address:12-4 Hakushima-kukencho, Naka-ku, Hiroshima
This tree survived the atomic bombing of Hiroshima, about 1,820m from the hypocenter.
Before the War, there were a tree in Hoshoin Temple. The Atomic bombed camellia put forth new shoots in the burnt-out ruins of the temple, encouraging people to have hope for the future. Mr.Kuniwake and his father rebuilt the temple in the same place.
★Let's go to see this tree !
20 minute walk from the Hiroshima station. There is this tree in Hoshoin Temple. There is other A-bombed trees, including a Bodaiju(Tilia miqueliana).